大好きな自転車と一緒に夢へチャレンジ

何か新しいことにチャレンジをすることは、とても勇気がいること。
でも一歩を踏み出せば、そこから見える景色はきっと想像以上に素晴らしいものだ。

2017年地域おこし協力隊として、音更町にやってきた石黒 大介(いしぐろ だいすけ)さん。移住を決意したきっかけは、北海道が好きという気持ちと好奇心からだった。

音更町に来る前は、川崎市にあるスポーツ自転車専門店に働いていた石黒さん。当時の仕事仲間が高知県へ移住したことをきっかけに、移住を意識したという。

「仲間と移住したいね、と話していたら仲間が本当に高知県へ移住した。それなら僕も移住しよう!と思いました。その時に浮かんだのは北海道。やっぱり自転車が好きだということもあるし、北海道の景色や食べ物も大好きだったから」。

どうせ移住するのなら、以前から興味のあった“地域おこし協力隊”に応募してみようと思い、求人を探し始める。そこで見つけたのが音更町。
「母が北海道出身だったので、北海道に何回か訪れたことはありました。面接で音更町に初めて訪れた時は、畑が多く視野が広いなと感じました。自転車で走ったら気持ちよさそう!とワクワクもしました」。

8月に採用が決まり、石黒さんの音更町での生活がスタートする。
十勝川温泉観光協会の業務をこなしながら、地元の人と触れあい人脈を広げたり、十勝川温泉について学んだり、音更町の良さを様々な角度から見つけながら、“サイクルイベント”を実施したりと、夢に向かって精力的に活動した。

音更町の魅力に触れ、定住を決意。
任期が終了した後は、起業の道を選び、個人事業主として、自転車の修理を行っている。
今後は、観光客向けにサイリングでのガイドツアーを開催したいと夢を語ってくれた石黒さん。はじける笑顔が未来へと繋がっていく。

22歳の時に調理師として和食のお店で働いていたが、朝から夜遅くまで働く環境に心も身体も疲れてしまった石黒さん。退職後、改めて自分のやりたいことを見つめ直すと、好きなオートバイで日本を一周したいということだった。

「今まで押さえられていたものが、一気に爆発しました。見たことのない景色を見てみたい、旅に出てみたい!と。リスクや不安は考えずに、とりあえずやってみようという気持ちが大きかったですね」と懐かしそうな声で語ってくれた。

そこで体験した経験は、今の石黒さんにもしっかりと受け継がれている。

「寝泊まりの場所は基本テント。旅を始めた最初の頃は、テントを張るのも慣れていないから、風に飛ばされてどこかへ行ってしまったこともありました。帰ろうかなと思ったことは何回もありますけど、現地の人との触れ合いや特産グルメなど大変なことよりも楽しい経験があったので、結局1年半ほど旅をしていました」。

旅にアクシデントはつきもの。どんなことがあっても前向きに物事を考える。楽観的な考え方も旅では武器になる。

お気に入りのファットバイクと一緒に音更町への想いを語ってくれた。

「ほどよい田舎というのが音更町の魅力でもあると思います。町の中心部に行けば、お店が建ち並び欲しいものなんでも揃う。郊外へ行けば、畑が辺り一面に広がり北海道らしい風景が楽しめる。また、隣が帯広市なので気軽に買い物が楽しめます。すごく住みやすい町だと思います。移住初心者にもオススメの場所です!」

取材・文/高山茉実

写真/大津彩香

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